3月15日の主実礼拝の説教要約です。
あくまで一信徒による要約ですので神学的に間違った解釈を
している場合もあり得ます。その点はご容赦いただきたく思います。
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説教要約3月15日「神に用いられる秘訣」
創世記39章:1~6

私 たちクリスチャンは皆、神様に用いられたい、と思っているはずです。しかし、自分の思い願ったとおりになることが用いられることだと思い込んでいる場合も 多いのではないでしょうか。私たちの思いと神様の思いには相違があります。私たちの望む用いられ方と、神様の計画する用い方とは違う場合があるのです。神 様は人を用いるために、その人をその人の望まない方向に導くことがあります。ヨセフのケースはその典型例の一つです。奴隷になることを望む人なんていませ ん。しかし神様はヨセフを用いるために、彼を奴隷の道へと進ませました。

ヨセフの兄たちはヨセフを銀貨20枚でイシュマエル人に売りまし た。イシュマエル人はそのヨセフをポティファルという人に売り、それでヨセフはポティファルの家で奴隷になりました。イシュマエル人が銀貨何枚でヨセフを 売ったのかは書いてありません。しかし大儲けしたことは確かです。一方でポティファルもその取引で得をしました。それはヨセフが奴隷として非常に優秀で あったからです。

ポティファルはエジプトのパロの廷臣で侍従長でした。しかも刑執行人の長でもありました。彼はパロの牢獄(刑務所)の管 理を任せられていました。ヨセフはこのようにエジプトで非常に社会的地位の高い人の奴隷となったのです。ヨセフがそのような境遇に置かれたのも神の導きで あり、摂理でした。このポティファルの奴隷であったことが、後に大きな意味を持つようになります。

ヨセフは知り合いなど誰一人いないエジ プトの地でどんなに心細かったことでしょう。どんなに深い孤独と孤立感を味わったことでしょう。しかし、そんな状況の中でヨセフは小さなことにも忠実に、 主人に従いました。2節を読むと「主が共におられたので、彼は幸運な人となり・・・」とあります。3節には「彼の主人は主が彼とともにおられ、主が彼のす ることすべてを成功させて下さるのを見た」とあります。この「主」はヤーウェです。ヤーウェは神の固有名詞であり、約束の神を強調する名前です。アブラハ ム・イサク・ヤコブを導いてきた契約の神です。その神がヨセフと共にいて下さいました。

主イエスは「小さなことに忠実な者は大きなことにも忠実である」と言われました。どんな状況に置かれても、神の導きと約束を信じてこれを受け入れ、小さなことにも忠実に尽くすこと。これが神様に用いられる秘訣です。
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今日は桜の開花予報の日でしたが、まだ教会の桜は開いていません。
来週までおあずけです。

それではまたいずれ。主にありて。
マロでした。( ・ิω・ิ )/