10月23日主日礼拝の説教要約です。
あくまで一信徒による要約ですので神学的に間違った解釈をしている場合もあり得ます。その点はご容赦いただきたく思います。
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説教要約10月23日「安心して行きなさい」
ルカ7:36~50

今日は伝道礼拝ですから、いつものローマ人への手紙から離れて、ルカの福音書から説教します。私たちは今日もこうして神様から招かれているわけですが、その神様が私たちに「安心して行きなさい」と言っていることに今日は注目したいと思います。

あ るパリサイ人が主イエスと一緒に食卓につきたいと願い、主イエスを家に招きました。その目的は、噂で聞いているイエスという人物が旧約聖書に記されている 「預言者」であるかどうかを確かめることでした。主イエスはそのパリサイ人の招きに応じて、その食卓につきました。当時の社会には現代のようなテーブルと 椅子を用いた食卓は普及しておらず、足を横に投げ出して床に座り食事をしました。

その食事の様子を見ていたある罪深い女が主イエスに近づ きました。この女は有名な遊女だったと言われています。彼女は香油のいっぱい詰まった石膏の壷を抱えて、主イエスの御足の側に立ちました。そして彼女は泣 き、涙で主の足を濡らし、その足を自らの髪の毛で拭き、口づけしました。共にいたパリサイ人からすると、この光景は異常に映りました。そして心の中で「こ の女は罪深い者なのだから」とつぶやきました。このパリサイ人はこの女の表面的な部分しか見ていません。先入観と偏見をもって彼女を見ていました。私たち も皆、このパリサイ人のような見方や見られ方を少なからず経験しているのではないでしょうか。そこで主は一つのたとえ話をしました。

ある 金貸しが一人に五百デナリ、もう一人に五十デナリを貸しました。しかしこの二人は返すお金を持っていませんでした。そこで金貸しは二人の借金を帳消しにし ました。この二人のうち、どちらがより深く金貸しに感謝するでしょうか。多くの借金を免除された、五百デナリ借りた方ではないでしょうか。

私 たち人間には皆、神様に対して返済することのできない負債、即ち罪を負っています。その負債を主イエスが免除して下さる、赦して下さるのです。だからこの 女は主に感謝して、喜びをもって最高のものを捧げたのでした。その女に、主は「あなたの信仰があなたを救ったのです。安心して行きなさい」と言葉をかけま した。彼女はそのひと言にどれほど喜んだことでしょう。

主は「疲れた人、重荷を負っている人は私のところに来なさい」といつも私たちを招いておられます。そしてまたこの女に言ったのと同じように「安心してゆけ」とおっしゃるのです。私たちも喜びをもってこの言葉を受け、感謝を捧げたいと思います。
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12 月に入って、街はすっかりクリスマス気分になっています。教会もアドベント二週目に入り、これまたすっかりクリスマスモードです。・・・と、華やかな季節 ですがインフルエンザが非常に流行っているようです。皆様お気をつけ下さいますように。健康に、クリスマスを迎えましょう。

それではまたいずれ。主にありて。