2月14日主日礼拝の説教要約です。
あくまで一信徒による要約ですので神学的に間違った解釈をしている場合もあり得ます。その点はご容赦いただきたく思います。
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説教要約2月14日「信仰の基準と神の導き」
IIテサロニケ3:1~18
私たちの歩みは、どんな歩みであれ、何らかの基準や土台がなければ混乱してしまうものです。それは教会の歩みも同じです。教会は、教会の保持する信仰の基準が明確でなければしっかりと歩むことはできません。
パ ウロはコリントの教会から、このテサロニケ人への手紙を書いています。その中でパウロはテサロニケ教会の人々に「私たちのために祈って下さい」と、祈りの リクエストをしています。それはテサロニケ教会が、迫害と困難の中にありながらも、その信仰が成長し愛の業に富む教会になるためでした。愛を形成するため には、自分のためだけでなく、人のために祈るということが不可欠だからです。
また「ひねくれた悪人どもの手から救い出されるように」とも 書いています。この「悪人ども」とはユダヤ主義者たちのことを指します。実はテサロニケ教会にも「悪人」とまでは言わないまでも、再臨に関して誤った教え を持ち込む人々がいました。「再臨の主はすでに到来し、終末は過ぎた」と言う者や「再臨の主がもうすぐこられるのだから」と、仕事を辞め、怠惰な生活をし て教会に養ってもらおうとする者が現れたのです。その為に教会は混乱しました。パウロはその様子を聞き、彼らに祈りのリクエストをすると同時に、キリスト 者としての生き方を語りました。
「締まりのない歩み方をして、私たちの言い伝えに従わないでいる・・・(6節)」の「言い伝え」とは「伝 承」のことであり、「教会の正統な教え」ということです。パウロ自身、に敵対する者から神に従う者へと変えられ、アナニヤの下で教育を受け、旧約聖書から の「伝承」を受け取りました。エルサレム教会でペテロたちから主の福音も受け取りました。そして「私が受け取ったものをあなたがたに伝える」と語りまし た。その伝承と福音が、教会の歩む基準となるべきものです。これなしに教会はしっかりと歩むことはできません。この基準を土台に、神様は私たちの心を導い て、神の愛とキリストの忍耐に至らしめるのです。
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GW が終わりましたね。皆様、良い連休を過ごされましたか?GWが終わったというのにこの説教要約シリーズはまだバレンタインデーあたりをのんびりと航行して いるわけです。すみません、ごめんなさい。少しずつ追いつく気ではいますが、それほど焦ってもいません、あしからず。
それではまたいずれ。主にありて。