タグ : 死の思想史
【死の思想史】第10回 福音
2015年4月4日 コラム
最終回はイースターを迎える前に読んでいただきたいので、いつもより早い時間の更新です。最後はちょっと「キリスト教寄り」のまとめです。教会のブログですからね、結論が「キリスト教寄り」になるのは当然です、はい。このブログで「南 …
【死の思想史】第9回 現代の死
2015年4月4日 コラム
閑話休題 死は疎外されました。 では人は死に勝利したのでしょうか。 明らかに否です。人々の心に、死への恐怖は少しも消えずに残っています。その心は中世の狂乱のままでさえあります。ただ目をそらし、平静を装っているだけです。む …
【死の思想史】第8回 ちょっと脇道♪ 死の夢、臨死体験
2015年4月3日 コラム
今日はずいぶん遅い時刻の更新になってしまいました。夜と朝の境界、僕は好きです、はい。 今宵はちょっと脇道にそれて、ちょっと違った視点からの「死」をお届けしようかと思います。 現在の脳医学では幻覚や超常現象などについての研 …
【死の思想史】第7回 地獄の凋落
2015年4月1日 コラム
今日はエイプリルフールでしたね。毎年、何か面白いウソをついてやろうと思うのですが、毎年、思いつきません。今年も結局、何もウソをつけませんでした。・・・v( ̄∇ ̄) さて、今日も参ります。 地獄の凋落、つまり、地獄へ落ちる …
【死の思想史】第6回 啓蒙主義と実存主義
2015年3月31日 コラム
この連載コラムも折り返し地点を過ぎました。あと5回!! ペストが影を潜めた17~8世紀になると、人々は冷静さを取り戻し、それまでの恐怖から来るある種の熱狂としての煉獄信仰や贖罪への反動として、善悪の基準を神にではなく理性 …
【死の思想史】第5回 死の凝視(マカーブル)とペスト
2015年3月31日 コラム
更新が遅くなってしまったので、今日は前置きなしに行こうと思います。今日はこの連載の中でもちょっとした山場です。 3人の若者が森を歩いていると3人の醜悪な死体が向こうからやってきて若者たちに告げた。「かつての私は今のお前。 …
【死の思想史】第4回 贖罪
2015年3月29日 コラム
今日は教会で年に一度の総会があったものですから、色々決まりましておかげでこのブログにもさっきからバンバン投稿しておりますが、ちゃんと今宵も行きます「死の思想史」!毎日やらなきゃまにあいませんから、イースターに。おかげさま …
【死の思想史】第3回 倫理の誕生
2015年3月28日 コラム
今日は絶好のお花見日和でした。日本人が桜を好きなのは日本人の死生観にも関わっているのだとか。美しく咲いて潔く散る。そしてその散り際こそ美しい。そういう日本独特の死生観は尊重すべきものです。その死生観だけで十分、研究の対象 …
【死の思想史】第2回 死者と死
2015年3月28日 コラム
「死」という重っ苦しいテーマを、ブログ開設1ヶ月にして扱ってしまおうというこの企画、テーマが重いからこそ、読む方はソファにでも寝転がってダラーっと読んでいただけたら良いと思います。では今回も始めます。 現在、私たちは当た …
【死の思想史】第1回 サルの死とヒトの死
2015年3月27日 コラム
イースターが近づいてきました。今年は4月5日です。イースターは主イエスが十字架の死から三日めに復活したことを記念して祝う日です。死から復活したということ、それは死に勝利した、ということです。即ちイースターはクリスチャンが …