「地球は平面だ」

2017年現在、こう発言をすればただの変人になる。もし仲間内でこのような主張を繰り返せば友達がいなくなるかもしれない。なぜなら「地球は丸い」からだ。みんなそう思っている。

しかし、これは私たちに「当たり前」として身についている知識であり、本当に丸い地球を自分の目で確認したのは宇宙飛行士くらいだろう。そこで今回はクリスチャンホームで育ったボクにとっての「当たり前」について書いていきたい。

牧師の父を持つボクにとって「神様がいる」ことは当たり前のことだった。生まれた時から、あの堀の深いソース顔のおじさんが神様だと思ってきたのだ。日曜日には朝ご飯を食べながら仮面ライダーを観て、教会に行く。これもボクにとっての当たり前。

しかし、小学生のボクはついに出会ってしまったのだ「千と千尋の神隠し」に。

千と千尋の神隠しはすごく面白かった。今も大好きで再放送があれば観る。しかし自分の中に衝撃が走った。世の中には「もっとキャラの濃い神様」がいたのだ!

しかも中にはヒヨコみたいな可愛い神様もいるじゃないか。

そこで初めて自分の中に「神様ってなんだ?」という問いが生まれた。これまで「当たり前」だった存在が、他者から見れば「当たり前」ではないことを知り、自分の中に混乱が生まれたのだ。

しかし、今ではボクもすっかりあのソース顔のおじさん派、つまりクリスチャンになった。

この「当たり前」を自分の中で整理するのは長い時間がかかった。誰もしっくりと来る回答をくれなかったし、その上こういうことを考え始めると、隣の芝生は青く見えてくる。

答えを先に言えば、この問いを紐解く鍵は「自分」にあった。

今回はここまで。次回はこの当たり前を整理したエピソードについて書いていこうと思う。

弱虫クリスチャン著者:南波